外部資金獲得情報を更新しました。詳細情報は当学科HP、”研究活動”からご覧いただけます。
カテゴリーアーカイブ: お知らせ
パンフレットの教員リストを最新情報にしました
環境リスク共生学科パンフレットの教員リストを最新情報にしました。最新のパンフレットは当学科HPの学科概要下部からご覧いただけます。
学科概要のページを更新しました
学科概要のページを更新しました。
【2025年度新入生へのお知らせ】環境リスク共生学科ご入学予定の皆様へ
本学科の1年次の必修科目「環境共生フィールド演習」として、下記の日時に合宿の参加をお願いする予定ですので、日程調整をお願いします(詳細は、4月の新入生オリエンテーション時に改めてご説明します。)
日時:2025年4月19日(土)~20日(日)
場所:三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ
当学科の山田菜月さんの研究が第94回日本建築学会関東支部研究発表会において、優秀研究報告として選出されました
受賞情報
2024年 3月 7~ 8日に東京都市大学世田谷キャンパスで開催された、第 94回日本建築学会関東支部研究発表会において、都市科学部環境リスク共生学科 4年山田菜月さん(指導教員:稲垣景子 准教授、吉田聡 准教授)の研究が、都市計画部門の「優秀研究報告」として選出され、優秀研究報告集への採用が決定しました。
受賞対象となった研究は「時刻別人口特性をふまえた津波避難困難地域分析 ―神奈川県鎌倉市におけるケーススタディ」です。津波浸水想定区域内の時刻別滞留人口を整理したうえで、津波避難可能・困難地域を分析し、避難計画の方向性について考察したもので、その内容が高く評価されました。
小林剛准教授のインタビュー記事が、環境新聞に掲載されました
環境新聞にインタビュー記事が掲載されました。
「横浜国立大学大学院 小林 剛准教授に聞く環境リスクの評価・低減から見た土壌・地下水汚染対策の課題」
環境新聞オンライン 掲載記事
掲載日:2023/6/1
奥山尚子准教授が研究課題で、科研費・基盤研究Cの研究代表者に選出されました
奥山尚子准教授が研究代表者として申請した「利他的行動の労働・所得・資産の効果、戦略的資金調達に関する計量実証研究」が、科研費・基盤研究Cの研究課題として採択されました。
資金支給機関名:日本学術振興会、受入代表機関名:横浜国立大学、研究期間:2023/04-2027/03
【プレスリリース】混交海岸林はクロマツ単植林よりも津波への脆弱性が低い
プレスリリース
横浜国立大学大学院環境情報研究院の岩知道優樹非常勤教員(助教)、同大学都市科学部卒業生の金子美乃里、同大学院の佐々木雄大教授は、衛星・航空写真を用いた海岸林の広域評価により、広葉樹とクロマツの混交海岸林はクロマツ単植海岸林よりも津波による被度減少割合が小さく、津波への脆弱性が低い可能性を示しました。
海岸林は、防風や防砂の機能だけでなく、津波エネルギーの減衰や漂流物の捕捉といった、津波被害を軽減させる機能が東日本大震災を契機に注目されています。多くの海岸林は、クロマツ単植林であるため、クロマツ林の密度や樹木の配置を工夫することで、津波被害を最小限に抑える方法に焦点が当てられてきました。本研究では、樹種の多様性に着目し、津波イベント前後の衛星・航空写真を用いて、東日本大震災における津波による海岸林の減少割合を基に被害状況を評価しました。その結果、広葉樹とクロマツの混交林がクロマツ単植林よりも津波に対する脆弱性が低いことが明らかになりました。さらに、混交林において、広葉樹種とクロマツの空間分布がより複雑な海岸林の方が単純な海岸林よりも、津波に対する脆弱性が低い可能性が示唆されました。以上の知見は、海岸林を混交林に移行することにより、津波による海岸林への被害が軽減される可能性を示唆しています。
詳しくは、詳細資料をご覧ください。
【プレスリリース】都市街路空間における見過ごされてきた植物の多様性
プレスリリース
横浜国立大学大学院環境情報学府の卒業生のMirka Heikkinen(2022年度博士課程前期修了)、同大学院の佐々木雄大教授は、都市街路空間において見過ごされてきた自発植生(人によって植えられた植物ではなく、自発的に生育する植物)の多様性を評価した論文を発表しました。
都市街路空間は概して、舗装された路面が目立つため、街路の植え込みや街路樹の基部などの一部を除き、自発植生はあまり存在しないと認識されがちです。自発植生が仮に存在したとしても、人や車の移動に伴う種子散布や定着環境など、人為影響の受けやすさから、そのほとんどが外来植物である可能性が予想されます。この研究では、一見忘れられがちな都市の街路空間において、街路の植え込みや街路樹基部のような土壌に覆われた基質表面だけでなく、アスファルトの割れ目、舗装された歩道、街路と建造物敷地を隔てる壁面など人工的な基質表面にも着目し、自発植生の多様性がどのように分布するのかを調査しました。結果、街路空間のさまざまな生息環境を通して、外来種は必ずしも優占しないこと、生息環境に特有に分布する自発的な植物種が数多く存在することが明らかとなりました。以上の知見は、都市の街路空間もさまざまな自発植生を支えうること、街路空間において多様な生息環境を創成することによって、街路を行き交う人間の目に触れる自発植生の多様性を担保できる可能性を示唆しています。
本研究成果は、国際科学雑誌「Global Ecology and Conservation」に掲載されました(2023年9月5日付)。
Global Ecology and Conservation 掲載記事
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【プレスリリース】気候変動に対する乾燥地の知られざる感受性を解明
プレスリリース
横浜国立大学の佐々木雄大教授は、鳥取大学の衣笠利彦准教授、モンゴル気象水文環境研究所のGantsetseg Batdelger博士、米国ニューメキシコ大学のScott Collins教授らとの国際共同研究で、気候変動に対する乾燥地の知られざる感受性の可視化に成功しました。モンゴル国全土に広く分布する48の草原サイトにおける40年間の植物生産量および気候データを解析した結果です。陸域において、広域的かつ長期的に野外で観測された時系列データは世界的に少なく、さらにそのような時系列データの複雑性ゆえに、気候変動に対する乾燥地の応答の理解には限界がありました。今回は、長期時系列データと非線形時系列解析手法を組み合わせることで、乾燥度の高いモンゴル南部地域では年間の降水量が増加しても生産量は必ずしも増加せず、またモンゴル全域を通して年間の乾燥度が改善されても生産量は必ずしも増加しない、といった感受性を発見しました。生産量は、降水量や乾燥度の変動性の増加に対して、より湿潤な北部地域で負に、より乾燥した地域で正に反応することもわかりました。成果は、気候変動に対する乾燥地の応答の正確な予測に貢献するとともに、乾燥地の牧畜業や農業を気候変動下でいかに持続的に行っていくかを検討する上で重要な科学的根拠となります。
本研究成果は、国際科学雑誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS)」に掲載されました(2023年8月21日米国東部時間午後3時付)。
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS) 掲載記事
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